fennesz+sakamoto cendre

僕がアンビエント・エレクトロニカの沼にハマるきっかけとなったのは fennesz+sakamoto (フェネス+サカモト)のコラボレーションアルバム cendre(サンドラ) を聞いたことがはじまりでした。

 

このアルバムに出会う前はどっぷりとテクノ、いわゆるダンスミュージックにハマっており、アンビエント・エレクトロニカのような「緩いもの」「ビートがないもの」「実験的なもの」を聞いていた記憶があまりありません。

もし聞いていたとしても KOMPAKTの POP AMBIENT シリーズくらいだったのではないでしょうか。

 

そんな僕がどのようにしてフェネス+サカモトのサンドラを知ったのか?このアルバムのどこに惹かれたのかのなど、記憶を辿りながら作品の魅力に迫ってみたいと思います。

 

fennesz+sakamoto「cendre」との出会い

Fennesz+Sakamoto-Cendre-01
僕がフェネス+サカモトを知ったのは、いまはなき高円寺のレンタルレコードショップ「small music」でした。

 

そのころダンスミュージックに少しマンネリしていた僕は、もっと違うジャンルの音楽を聞いてみたい思っていました。そんな矢先、当時住んでいた高円寺にマニアックなレンタルレコードショップ small music があることを知ったのです。

 

マンションの一室で営業している small music には現代音楽から実験音楽・ワールドミュージックなど、ありとあらゆるジャンルのマニアックな音源が並んでいました。

 

CDの帯のところに定員さんの作品紹介を書かれていて、その内容をたよりに音を想像して借りて聞く。その一連の行為が宝探しをしているようで楽しかったことを覚えています。

 

そんな small music にはじめて行った日に、僕は坂本龍一教授のコーナーにフェネス+サカモトのアルバム「cendre(サンドラ)」が並んでいるのを見つけました。

 

fennesz+sakamoto とは

Fennesz+Sakamoto-Cendre-02
フェネス+サカモトのサンドラを small music で借りて、はじめて聞いたときは「なんて美しく、心が落ち着く音楽なんだろう」と衝撃を受けたのを覚えています。

 

もしかしたらフェネス+サカモトについて知らない人もいるかもしれないので少しプロフィールを紹介したいと思います。

 

fennesz+sakamoto 詳細

フェネス+サカモトは、音楽家 坂本龍一とオーストリアのサウンドアーティスト・クリスチャン・フェネスのコラボレーション名義。これまでに2枚のオリジナルアルバムを発表しています。

 

クリスチャン・フェネスのギターとエレクトロニクスを使って作った「エンドレス・サマー」というアルバムは、エレクトロニカ・アンビエント史に残る名作と言われており、多くのディスクレビューで紹介されています。

 

様々なジャンルで活動する坂本龍一教授とエレクトロニカを代表するアーティスト クリスチャン・フェネスがコラボレーションするユニット。それが「フェネス+サカモト」です。

 

fennesz+sakamoto「cendre」制作背景

Fennesz+Sakamoto-Cendre-03
フェネス・サカモトのサンドルがリリースされたのは2007年3月28日。

 

坂本龍一教授をはじめとする多くのアーティストがエイベックスグループとともに立ち上げた<commmons>というレーベルから発表されました。

 

リリースされてから10年以上も前の作品ですが、いま聞いてもまったく古さを感じないのは、作品が時代を超える普遍性を宿しているからかもしれませんね。

 

フェネスの音を元に坂本教授がピアノを即興演奏する

制作方法はフェネスが作ったファイルを元に、坂本教授がピアノを即興で録音するというスタイルが基本となっているようです。

 

このくだりを知って「なるほどな」と思いました。作品全体を通してピアノに間があるのは、フェネスの作った音を聞きながら溶け込ませるようにピアノを弾いたからなんだな、と勝手に解釈、納得しました。

 

さらに当時のインタビューを読んでみると、坂本教授が先に作ったファイルを元にフェネスが重ねて作っている曲もあったり、坂本教授がピアノを弾くだけではなく音を加工してフェネスのような音を出すことあったようです。 きっと共作することでお互いに得るインスピレーションがたくさんあったのでしょうね。

 

僕が一連のインタビューなどを読んで一番興味を持ったのは、フェネスの音はシンセなどを多用しているように聞こえますが、実際はギターの音を加工してあの独特な電子音を作っているというところでした。僕もギターを弾き、エレクトロニックな機材を使うので学ぶべきアイデアがたくさんありそうです。

 

ちなみに、アルバムタイトル「cendre」というのはフランス語で“灰”という意味らしいです。 

 

fennesz+sakamoto「cendre」詳細


fennesz + sakamoto(フェネス・サカモト)
『cendre』

収録楽曲:
01: oto
02: aware
03: haru
04: trace
05: kuni
06: mono
07: kokoro
08: cendre
09: amorph
10: glow
11: abyss

fennesz+sakamoto「cendre」まとめ

僕がアンビエントやエレクトニカなど音響と言われるジャンルにハマるきっかけとなったフェネス+サカモトのアルバム「cendre(サンドラ)」について書きました。このアルバムはこれからもずっと聞き続けていく人生の一枚だと思います。

 

2人の新作がリリースされるのを期待するとともに、このアルバムを超えられるような作品が作れるように日々精進していきたいと思います。もしこの記事を読んで僕の作品に興味を持ってくれた方がいましたらぜひ聞いてみてくださいね。

 

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