今回、特別なプロジェクトである義足のアートワークを担当しました。
依頼主様との対話の中で、「タトゥー」をコンセプトに据えることになりました。
身体にタトゥーを入れていないけれど、その想いを義足に込めてみたい。そんなイメージを形にしています。義足にタトゥーのデザインを施すことで、持つ人の内面や個性を鮮やかに表現する新たなアプローチを試みました。
義足は日常生活をサポートするだけでなく、個性やスタイルを反映するファッションアイテムとしても重要な役割を果たしています。このようなプロジェクトに参加できたことを非常に嬉しく感じています。
このプロジェクトを通じて、私たちが普段何気なく使っているアイテムや道具も、単なる機能的なものにとどまらず、持つ人の個性やライフスタイルを表現するための大切な選択肢であることを改めて実感しました。
アートを通して、こうした選択の力を引き出し、より多様で自由な未来の実現に貢献できるよう努めたいと考えています。
最後に、この貴重な機会をいただいた依頼主様に心から感謝申し上げます。
Photo by Munehide Ida