【2020年6月】耳ひらく視聴覚室│今月のリスニングメモ

耳ひらく視聴覚室」と題して、その月によく聴いたり、新しく見つけたアーティスト・音源をまとめています。

 

少しまえから「広く聞く」よりも「深く聞く」という方向にシフトしています。とくに意識的してそうしているわけではなく、いつの間にかそうなっていました。

 

「いろいろなものを急いでたくさん食べるよりも適量を味わいながら食べる方が幸せ、身体にもいい。」みたいな感覚で、音楽もサラッと聞いて忘れてしまうのではなく、何度も聞いて自分の中に取り込んで栄養にしたい。いまはそんな気持ちです。

 

ということで、今月はそこまで多くの出会いはないかもしれませんが、音をより深くまで味わい楽しめる月になるのではないかと思っています。

 

 

Vanessa Amara – 20-03-2017 21-12-2016 06-02-2016


Vanessa Amara (ヴァネッサ・アマラ)のアルバム「Manos」。フル視聴がなかったので「20-03-2017 21-12-2016 06-02-2016」をチョイス。

 

ツイッターでフォローしている方が話題にしていて聴いてみたのですが、イントロの一発を聞いて虜になりました。

 

ピアノとテープループを使った作品が多く、そのノスタルジックな音像を聞いていると異国の地にいるような錯覚になります。ほんと心地良い。

 

Vanessa Amara はデンマーク出身の Birk Gjerlufsen、Victor Kjellerup、Sebastián Santillana からなるトリオのようです。

 

Vanessa Amara Bandcamp

 

Le Temps Spiral – Sarah Davachi/Ariel Kalma

カナダのサウンドアーティスト Sarah Davachi(サラ・ダヴァチ)と70年代から活動するフランスの サックス、ディジリドゥ奏者でサウンドアーティストの Ariel Kalma(アリエル カルマ)の共作アルバム「Inteporel」。

 

シンセやサクソフォンなどを使って作られたオーガニックで温かみのある音。どこか民族的な雰囲気を感じさせる楽曲は Ariel Kalma のバックグラウンドに東洋の伝統音楽を追求してる部分があるからかもしれません。

 

ただ気持ちいいだけでなく、誰もが持つ人間の根源的な部分に訴えかけてくるようなアルバム。そんな風に感じました。ずっと聞いていたい。

 

Sarah Davachi/Ariel Kalma Bandcamp

 

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