mille plateaux

 

エレクトロニカ・エクスペリメンタルミュージックの名門レーベル

Mille Plateaux (ミル・プラトー)は公式 Twitter や FACEBOOK をはじめとする SNS で2020年はじめに4タイトルをリリースすること発表しました。

発表された内容は以下の通りです。

 

Mille Plateaux 公式 Twitter

 

Mille Plateaux 公式 Instagram

MP4 Teruyuki Kurihara. Frozen Dust
MP5 Automatisme. Alter-
MP6 Thomas Köner. Motus
MP7 John-Robin Bold

このように Mille Plateaux は4アーティストの作品を2020年はじめにリリースすること公式に発表しました。

このほかにも続々とリリースされることを考えると、2020年は今まで以上に活発的な動きが期待できそうですね!

 

Mille Plateaux(ミル・プラトー)とは

mille plateaux

30年ちかい歴史のあるエレクトロニカ・クリック・IDMの老舗

Mille Plateauxは、1993年に Achim Szepanski (アヒム・ゼパンスキー)によって設立されたレコードレーベルです。すでに30年ちかい歴史のある老舗のレーベルで、リリース数は100タイトルを超え、現在でもシーンの第一線で活躍する数多くのアーティストを輩出してきました。

僕の憧れのアーティストである Alva Noto、Tim Hecker、GAS、OVAL、snd、などもリリースしており、僕の中で Mille Plateaux は実験音楽の登竜門的なイメージ。日本人では Ryoji Ikeda、NHKyx、ametsub などがリリースしています。

ウィキペディアにはこのように記載されています。

 

ミル・プラトー (Mille Plateaux) は、ドイツのフランクフルトを拠点とするレコードレーベル。エレクトロニカやアンビエント、IDMを中心にリリースをしているレーベルの中でも歴史が長い。

P16.D4の元メンバーであるアヒム・ゼパンスキーによって創設され、Oval や Alec Empire、Cristian Vogel 等を輩出したことでも知られる。

2004年秋に一旦閉鎖されたが、Mille Plateaux Media とレーベル名を変え、活動を再開した。2005年には Plateaux Resistance という名称に移行した。しかしこの名称でのリリースは少なく、翌年の2006年にはミル・プラトーの名前が復活した。

VERTICAL にはこの他にチルアウト音楽を専門に扱うレーベル,FÜRNI がある。

出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

Clicks & Cutsが多くのアーティストを知るきっかけをくれた

clicks & cuts

僕が Mille Plateaux を知るきっかけになったのは「Clicks & Cuts」シリーズ。

「クリック」という「ジャンル」「呼び名」を世間に定着させた Mille Plateaux コンピレーションシリーズで、現在でも第一線で活躍する Alva Noto や SND をはじめとする多くのアーティストが参加。2000年からこれまでにシリーズ6作品がリリースされています。

はじめてこのコンピレーションを聴いたときは、音数が少なく無機質で人間性をまったくないのに有機的に感じることに驚きました。一見、展開がないようで意識して聴くと微妙な変化があるところに有機性を感じたのかもしれません。

また「クリック」といわれる中にも「ダブ」の要素が感じられるところもハマる大きなきっかけとなりました。

 

pole

とくに好きになったのが参加アーティスト Pole。

ダブをはじめとしてクリック、ヒップホップ、ジャズ、ファンクなど様々な音楽のエッセンスを電子音楽の中に取り込んだ作品をリリースし、人気を博する「scape.」というレーベルを立ち上げたアーティスト・エンジニアです。

このように今まで聴いたことのなかった多くアーティストを知るきっかけをくれたのが「Clicks & Cuts」であり「Mille Plateaux」でした。

 

Tracklisting
Disc 1:
1. Frank Bretschneider – Kern
2. SND – Circa 1509
3. Farben – Raute
4. Vladislav Delay – Synkopoint
5. Pole – Spass
6. Pansonic – Koilinen
7. Alva Noto – Prototype N
8. Skist – Shift
9. Stilluppsteypa – Confused Bear Thrown Into The Sea
10. Neina – Clairvoyance
11. Sutekh – Unstabile
12. Curd Duca – Pop

Disc 2:
1. Ester Brinkmann – Maschine
2. All – Uberall
3. Dettinger – Strange Fruit
4. Auotpoieses – These Few Minutes
5. Jake Mandell – I Won’t Lie
6. Kit Clayton – Loads Early Like Normal
7. Ultra-Red – [Esta Gran Humanidad Ha Dicho] Ya Basta!
8. Reinhard Voigt – Matrix
9. Thomas Meineckes’ Framus Waikik – Rechannelled From Stereo
10. Panacea – Sinecore
11. Ihan – Snas Titre No.2
12. Kid 606 – Sonqizzmaster
13. Goem – Comp Vier

 

Mille PlateauxよりアルバムFrozen Dustリリース

teruyuki kurihara fd

以前からSNSなどでお伝えしてきましたが、僕のアルバム「Frozen Dust」も2020年 Mille Plateaux からリリースされます。

憧れのレーベルからリリースされることだけでも夢のようでしたが、Automatisme、Thomas Köner、John-Robin Bold という憧れのアーティストと一緒に自分の名前がクレジットされているのをみて驚くとともに、嬉しさで胸がいっぱいです。

下記にそれぞれのアーティストの作品をまとめたのでぜひ聴いてみてください。

 

Automatisme

カナダ・ケベック出身 Automatisme。モントリオール Constellation からのデビューアルバムをリリース後、電子音楽×デジタルアートの祭典 MUTEK に出演するなど、精力的に活動を行っているのサウンドアーティストです。

この動画では Mille Plateaux からリリースされる最新作が聴くことができます。

 

John-Robin Bold

クラシックギタリスト奏者であり、メディアアーティスト・サウンドアーティストである John-Robin Bold 。

即興、演劇、アンサンブルのコンテキストなど、様々なコラボレーションを行っています。

この動画では Andy Cowling とのコラボレーション作品を見ることができます。

 

Thomas Köner

Thomas Köner はドイツのボーフム出身のマルチメディアアーティスト。

視覚と聴覚の体験を組み合わせたインスタレーション、サウンドアート、ドローン・アンビエントミュージックをスタイルとし、Mille Plateaux やイギリスの名門 Touch からもリリースするパイオニア的な存在です。

この動画ではフランスでのライヴ・インプロヴィゼーションを録音した作品を聴くことができます。

 

最後に

Mille Plateaux から2020年はじめにリリースされるアーティストや作品についてご紹介しました。

自分の作品がリリースされるからという理由だけではなく、ずっと昔から Mille Plateaux の作品を聴き続けてきたいちファンとして、レーベルがより活動的になりそうな予感にワクワクしています。

どんなに時間が流れても色あせない魅力を放ち続けている Mille Plateaux のアーティスト・作品たち。

これからも未来に語り継がれるような作品のリリースをファンとして、そして所属アーティストとして追っていきたいと思います。

 

 

APPLE MUSICやSpotifyなどサブスク配信中

APPLE MUSICやSpotifyなど、サブスクリプションサービスで音楽を配信しています。ジャンルはアンビエント/ドローン/エレクトロニカ/エクスペリメンタルなどです。

 

興味のある方はぜひ聴いてみてください。

 

 

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